河口まなぶ・イズム コンシェルジュ・インディヴィジュアルカー : フォード・フォーカスST -硬派!! その2-
■随分と時間が経ってしまいましたが、フォーカスSTの第2弾をお送りしたいと思います。ちなみに上の写真は、雨の筑波山。コンディションは最悪でした。ただ、この後、ドライの富士スピードウェイを走ることもできました。というわけで「その1」からの続きをどうぞ。
■ドアを開けると、目に飛び込んできたのは鮮やかなオレンジ色を配した2トーンのRECAROシート。特徴的なのはシート生地で、いわゆるRECAROの張りのある硬さに比べると、ソフトでフィット感の高い表面となっていること。それだけに座ると身体が実にしっくりとホールドされる。もちろん柔らかいのは表面だけで中には実にしっかりとしたRECAROの骨格を感じるものだ。
"何、車のフレームである"
■ドライビングポジションは、この手のスポーツモデルとしては「ほんのわずかに高め」である。フロントのバルクヘッドおよびダッシュボードの高さと、シートの高さの関係からか、座るとわずかに高いのだ。僕は高さ調整機構の付いたシートの場合、一番下にセットする。この日ももちろんそうしたが、やはり「わずかに」高い。もっともこれはシートの座面形状なども関係するだろう。また僕の体型も。ちなみに僕の場合、ゴルフGTIの方がポジションを低くセットできるので、違和感は少ないと報告しておこう。
■シートに座ると目の前には、ホットハッチらしい演出の施されたコックピットが広がる。特に目を引くのはダッシュボードの中央に置かれた3連メーターで、ここにはブースト計を始めとする計器が置かれている。ブースト計の最高値は1.
どのくらいの速14× 48 grizzleyジョンボートを実行します2bar。実際にここまでブーストがかかることはないだろうが、やはりこうした演出は重要だ。
■赤い文字が刻み込まれたシフトノブは6速。タッチは欧州の大衆車MTらしく、太いシャフトをたぐる感覚。つまりゲートは比較的明確だが、繊細な感じはしない。とはいえ操作性は高い。
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■走り出しで印象的なのは、実に軽やかな感覚に包まれていることだ。普通にクラッチをつないで発進すると、スポーツモデルを忘れさせるかのような軽快な出足を持っている。もっともこれはクラッチペダルがやはり欧州の大衆車MTらしく、クラッチのミート・ポイントが明確だからでもある。操作性そのものは軽いのだが、ミート・ポイントで明らかな段があるため、スコッとつながるのだ。
■最初に試したのは一般道。適度なアクセル開度を保って巡航する限り、ノーマルのフォーカスと変わらぬ印象を受ける。が、そこから少しアクセルを踏み込むだけで、大きな力がスーッと生まれ、車体は一層軽々と前に押し出されるのだ。
■ボルボ製となる2.5L直5ターボ・エンジンは、1600回転から最大トルク32.6kgmを発生し、これを4000回転までキープしてくれるため、街中では極めて扱いやすい。流れに沿って走っている時にはアクセルペダルに軽く足を載せている程度だし、必要とあらば少し踏み込むだけで望むだけの力を手にすることができるのだ。
■さらにテストコースに戻り、全開加速を試す。0-100km/h加速は6.8秒という実力派だ。この数値は最大のライバルであるゴルフGTIの6速MT仕様の7.2秒、6速2ペダルMT仕様となるDSGの6.9秒を凌ぐものだ。もっともSTの方がエンジン排気量で500cc大きいのだから、当然と言えば当然かもしれないが。
■実際の加速感は実に痛快。乾いた金属音を発するGTIと比べると、サウンドは低く低回転ではドロッとした音がする。が、回転が上がるに連れてそうした音の粒が揃っていく辺りが気持ちよい。同時に低回転からの大きなトルクによる圧倒的な押し出し感が得られるのである。ライバルのGTIもそうだが、高回転での伸びはさほどではない。やはり最近のターボ・エンジンのトレンドは低回転からの大トルクをフラットに保ち、巨大な力を絶やさずに押し出していく感覚だと、改めて感じたのだった。
■というわけで今回はここまで。この続きは、その3でお伝えすることとしよう。
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